名古屋市伏見駅から徒歩2分。世界初、漆や螺鈿七宝などを爪に施す伝統工芸ネイルサロンです。
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2015.10.02

軌跡

ようやく新作アップーーー!!!

悩みに悩んでつけた名は「軌跡」。

お客様にも

「タイトルが浮かばない!

どうしよう!!」

と嘆き散らし、

結局とってもシンプルな名になりました☆笑

だけどアートは凝っている。

凝って凝て。

 

”軌跡”

 

 

NEW 1

NEW 6

NEW 20

 

 

もつれる足。

埋まる足跡。

もがくように

溢れるように

無我夢中で光を目指す。

「たどり着く場所」へ還るための

軌跡。

苦しみも辛さも

声にならない叫びも。

光の当たる場所へ

無心で探し求める

軌跡。

 

 

NEW 4

NEW 8

NEW 9

 

 

あぁ、これが「スランプ」か、

なんて。

迷走して溝に捨てて

もがけばもがくほど

底へ落ちていく感覚に

恐怖と落胆、

必死に何かにすがりつこうと

誰か手を差し出してと

その手を引きずり込んでまで

落ちてゆく自分に

期待と諦めと

やっぱり希望と

支えや助けがあってようやく

這い上がって

完成へ。

日向の暖かさに触れる。

 

 

NEW 3

NEW 7

 

 

この作品は一足早く「冬」をイメージしていて、

「光の差す場所」「寒い季節」「氷」

「雪に残る足跡」「池」のようなものを

連想しつつ。

作ってみて困ってしまうのが

いつも「名付け」。

タイトルが先にあれば楽なんだけど、

頭の中の情景に名をつけろと言われても

ピンとくるものが見当たらない。

でも上に挙げたイメージは

私の中では一貫して「足跡(そくせき)」だったから

足を運ぶその道筋を

「軌跡」と名付けました。

 

 

NEW 13

NEW 11

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人それぞれぶつかる壁や

想いや敗北や挫折

どれだけ近くにいても

全てを理解し合うことのできない私たちは

自分の足で歩いてゆくしかなくて。

だけどそうして築き挙げたボロボロの足跡にこそ

きっと光差す場所が待っていて。

いや、待ってなんかいないかもしれないけれど

その場所にたどり着けると信じていた方が

道は開けるから。

新たな軌跡を刻み続けることができるから。

 

相変わらず抽象的な表現しかできない私。笑

だけど「背を押せる作品」かなと。

今までの作品の中で一番

暗闇に近いところから

光の差す方へ

導いて行ける子かなー、なんて。

 

次の作品はツガイ。

2作品、UPします☆

十二絵巻シリーズはそのあとで。

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