十二絵巻 –ⅡX–
十二絵巻シリーズ。
ちょっとご質問をいただきまして。
「十二絵巻シリーズってなに?」
「新作他にも出てるのに、
十二絵巻とそうじゃないのはなんでなの?」
「なんかどれもテイスト違うけどなんでシリーズ化してるの?」
「っていうかそもそも十二絵巻ってなに?」
「いや十二絵巻ってなによ!」
と。笑
そりゃそうよね、そうだよね。笑
でもねでもね、私はね、
12作品全て出してから説明をしたいの…!
頑張って作るからも少しお待ちを!笑
ちなみに今回の”ⅡX”は4作目となりますが、
十二絵巻シリーズの12番目の作品です。
わかる人は多分もうわかる。笑
さてさて、改めまして。
”十二絵巻 –ⅡX–”
雪原。
教会のステンドグラス。
刺す光、
照らし出される闇。
闇だと思っていた自分の周りには
光輝く氷の結晶が
所狭しと敷き詰められていて。
空を仰ぐ。
過ぎ去りし日々に感謝をして、
新たな日の出に、目を閉じる。
メインアートのスノードームは
”宝探し”と”エフェメラル”の技法と
同じ技法を使っています。
http://airish.heteml.net/nailsalon-airish.com/?p=866
↑宝探しとエフェメラルはこちら☆
今回の”ⅡX”は
季節は冬。
もう冬真っ只中。
ベースのシアーホワイトは雪原。
スノードームの中の世界は
雪の結晶を閉じ込める空を舞う粒子。
よーーく見ると
雪の結晶のパーツが埋め込まれています。
教会のステンドグラス。
暗い室内に光を刺す。
色とりどりに光輝く繊細なガラスたち
ジェルのくり抜きアートの部分もあれば
上からホイールを貼り付けている箇所もあって、
重なる光がとっても綺麗なんです♡
メインアートのスノードームが
立体的なアートになっているので、
立体アートが苦手な方は
このステンドグラスデザインのみ使ってみてもいいかもしれません♡
氷の結晶の集合体の中。
残酷なくらい清らかで、
自らの思考や感情さえも浄化してしまうほど
強い力を放つホール。
↓イメージはこんな感じ♡
これはヘネラル・カネーラの湖にある
「マーブルカテドラル」の画像。
なんかこんな感じ。
氷の中、みたいな。
寒くて冷たくて青くて透かされる。
そんな感じ。
それにしてもこのマーブルカテドラル、
綺麗だなー。
大理石の洞窟なんですって。
こんなとこ行けたらもうなにも後悔することなく昇天できる。
気がする。
心も、魂も。
いつか眠る日がくるのなら
こんな場所に置いて行きたい。
やっぱり5本並ぶとかわいいなー。
白×青って
夏ももちろんいけるんだけど、
とってもとっても冬のイメージ。
でもキーンとした冷たい印象よりも
どこか懐かしい遠い日の記憶を思い出すような。
夏のラメはメタリックのイメージだけど、
冬のラメはクリア系、みたいな感じ。
透き通る、こうなんていうか、
向こう側に手が届くような。
届きそうで届かない
あの冬の高い空のような。
その物悲しさが。
そして夜明けを待つ生き物の
全ての期待が
その日を迎えた時
この世界に光を落とす。
私たちは皆見上げ
その日の炎に
目を輝かせて
これから踏み出す未来に
夢を持つ。
希望を持つ。
明日を生きる。
手を引かれる。
誰かの背を押す。
そうして世界はまた
廻りはじめる。
そんなイメージで
製作した作品♡(壮大!!笑)
抽象的なイメージだけ。
でも手に触れて
口頭で伝えると
なぜか瞬時におそらく同じ光景を
イメージできるお客様ばかりだから
これでいいのだ!笑
発送は自由。
生き方も自由。
その中で誰かを笑顔にできたのなら上出来。
そんな私。笑
次回は”十二絵巻 –一–”。
もうお判りの方もいらっしゃるかもしれませんが、
振り出しに戻るのです。