唐突に新作ラッシュ。笑
去年作った新作は載せずに最近作ったばかりの作品をアップする。笑
「作りたい」が急に訪れるもんだから。
「作れない」も急に訪れるんだけど。笑
年が明けてから新作作りに戸惑っていました。
「作りたい」に忠実に従ってみたら
本当に作りたい作品は後回しになってしまった。
前に載せた未完成の絵は、
未完成の形が完成なのかな。
いつか形にできたらいいな。
”紡ぐ”
和綿から糸を取る。
指で丁寧に紡ぎ出す。
そうして生み出される糸、1本1本に
魂と精神を宿して。
突如脳裏をよぎった「糸紡ぎ」。
みなさん糸紡ぎってご存知ですか?
「糸車」を使用し、和綿(コットン)から糸を紡ぐのですが、
その光景そのものがとっても美しいんです。
ふわっふわの綿から伸びる1本の糸を
指で紡ぎながら糸車の滑車を回し
木製ボビンに巻いて行くのです。
現代では「糸」なんて100円ショップにも売っていて
何も珍しいことなどなく、
「糸」そのものが商品として売り出されています。
だけど昔は和綿から糸を引き抜いて
指で1本1本紡ぎだしていたんですよね。
私はもちろん糸紡ぎになど挑戦したことはなく、
とりあえず「糸紡ぎ」で動画検索し
その様子を何時間もぼーっと眺めながら、
なんて美しいんだろうと思い。
「あ、糸紡ぎたい。」
思ったら行動は早い。笑
東京で糸紡ぎ体験ができるカフェを発見!
2月末、29日に東京へネイルのお勉強をしに行く予定だったのですが、
たまたまそのイベントが28日に行われるとのことで、
早速予約取りました。
糸、紡んできます♡笑
”Want”を惜しみなく”Do”に。
実際に糸を紡いでみたら
「ちがうちがーーう!」
ってなって手直ししてしまいそう。笑
だけど「知らない」から作れる作品もあるのでしょう。
この作品にも、今の私を紡ぎだしました。
ゆったりとした時間の中で
カラカラと回る歯車の音を聴きながら
糸を紡ぐってこんなかな、なんて。
毎度毎度作品を作るとき、対象となるものは違って。
抽象的な情景だったり、
実在するものだったり、
心象風景であったり、
物質的に存在するものであったり。
だけどそのどれもに共通しているのは
やっぱり「美しさ」なのかなって。
「美しい」もの、こと、存在、
それを丁寧に形に落としこむ。
それが私のやるべきこと。
最初はがむしゃらにただ作りたいものを作っていた。
そこに意味を乗せて名を与えて。
だけど今、明確に見える何かを
私はしっかり形に残せているような気がします。
自分のやるべきことが
ちゃんと見えているって嬉しい。
地に足のつかない意味のわからない言葉の羅列を見ても
人の心を動かすことはできない。
何を表現したいか分からない、私は神の使いです、なんて
胡散臭いことも言いたくない。
私には作りたいこと、表現したいものが
明確に見えている。
それが見えている限りは作り続けよう。
作品は人の心とともに存る。
「ただそこに佇んでいる」だけのものは、芸術ではないと思う。
もっともっと追求していきたい。
PS.糸紡ぎ体験のレポもお楽しみに♡笑