名古屋市伏見駅から徒歩2分。世界初、漆や螺鈿七宝などを爪に施す伝統工芸ネイルサロンです。
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2015.07.06

full moon party & kyou-臙脂

full moon party2full moon party1[full moon party]

 

 

 

 

暗闇に光の残像。

跳ね上がる音楽。

夜空の月と星。

 

full moon party2

 

 

これも実は

大好きな写真家さんの作品から起こした作品。

 

満月の夜。

その日だけ、朝まで踊り明かす人々。

青天の霹靂のような、

淡い夜の光が好き。

眠らない人々、

空気を揺らす音。

瞬く星に、炎の温度。

まさに夏のはじまり。

 

full moon party3

 

結局自然の中に在る色が、

人はしっくりと馴染むような気がして。

私たちは踊るのか、踊らせれているのか。

 

私は「動」を表現できたかしら。

もっときっとたくさんの表現方法があって。

きっと元の写真を見たら、

あぁなるほどね、と、きっと頷いてもらえるはず。

 

 

 

 

 

 

[kyou-臙脂]

kyou.臙脂1

 

私は自他共に認める青好きで。

もう、青に目がないんです。

逆を返せば「赤」とか「暖」の使い方が、

いまいちよくわかっていなくって。

 

だけど臙脂を使った作品を作りたくって

生まれたのがこの子。

kyou-臙脂

 

kyou.臙脂2

 

 

でも私には臙脂は強すぎて、

1本で精一杯。

“おしとやか”が欲しくって、

らくだ色(染めていない羊毛の地の色)と

灰梅色(ミルクティーのような色)を添えて。

 

 

 

kyou.臙脂3

 

 

上に乗せるのは極彩飾の染め。

金箔をあしらって。

日本の女性の強くも品のある優しい印象に。

 

 

 

 

話は戻りますが、

狂ったように青が好きな私。笑

 

日本の色で例えるなら、

藍はもちろん

青藍(せいらん)や瑠璃紺(るりこん)

留紺(とめこん)に鉄紺(てつこん)

西洋の色で言うと、

フェルメールの愛したラピスラズリの原石や、

カイヤナイトのような透ける薄群青の色味。

 

青って不思議。

自然界に原色の存在しない、

つくりだされた色。

本当に色なんだろうか、

もはや色の枠を超えているような。

私の視界には青が多く響くんですね。

 

どのくらい前から好きだったのかと言うと、

セーラームーンではマーキュリーが好きでした(しらんがな。)

物心ついた時にはもう既に、

寒色に目がなかったんですね。

 

だからきっと図らずしも、

藍rishの作品には青が多いです。

それまで青を身に纏うことが少なかったお客様方も、

気づいたら青系統のネイルをすることが増えていたりします。笑

 

透明の次に”無い色”が青なんじゃないかな。

私はきっと一生青が好き。

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