名古屋市伏見駅から徒歩2分。世界初、漆や螺鈿七宝などを爪に施す伝統工芸ネイルサロンです。
BLOG
2016.04.14

-伝統工芸ネイル-青の糸

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またまた青の糸♡

今回はTちゃんのお爪に♡

もうサロンへお越し頂いてすぐ、即決!

そしてやっぱり色味が毎回微妙ーーに違うのが楽しい作品です(」´□`)」

 

”青の糸”

 

青の糸 ともちゃん 6

青の糸 ともちゃん 5

 

 

 

”青の楔”、解。

1年前に製作した作品、

”青の楔”を、解きほぐす。

探し求めた答えを

見つけに行こう。

 

 

青の糸 ともちゃん 1

 

 

Tちゃんに乗ったこの作品は

澄み渡る蒼。

迷いのない開けた空。

形を変え成す海か。

形容できるものではないのだけれど、

イメージするならそんな感じ。

無垢で美しい。

 

作品が即決だったため、

あとはもうサクサクとお話ししながらのアート♡

着々と進みます。

BlueGreenの絶妙な吹き色が、

そこに温かみと息を吹き込む。

 

作品は生きているんだな。

乗るキャンバスの持ち主に、面白いほど似てしまう。

こうして写真を見返しながらそんなことを思ったり。

 

話は逸れるけれど、

こうしてブログを書き綴ることは、私にとって一種の確認作業のようでもあって。

頭のてっぺんにある想いを、言葉に変換するときに

はじめて見えるもの、感じるもの。

本当に大切な真意が垣間見えたりする。

 

 

青の糸 ともちゃん 2

青の糸 ともちゃん 3

 

 

この↑親指の画像。

これかな、Tちゃんに最も近いのは。

上昇する気流のようにも見えるし、

湧き上がる温水にも見える。

降り落ちる雷電のようにも。

どちらにせよ、結局言葉に変換できないものを

結局作品で描き表しているんだろうな、とも思う。

 

Tちゃんの過去作品を見返せば

共通して在るものが見えたりする。

それは他のお客様でも、同じこと。

写真ってやっぱり大事。

(記憶と記録、同時に確保し留めてくれるから。)

シャッターと共に切られるものは

時間の進行と、廃れぬ記憶。

 

 

青の糸 ともちゃん 7

青の糸 ともちゃん 4

 

 

華奢で小さなお爪に

それでも”いとし”は乗せたいと、

嬉しいお言葉を頂いて。

正方形にカットする方法で、しっかり添わせていただきました♡

 

ブログをいつも楽しみにしてくださっているお客様で、

人差し指の黒子を見た途端もう「あ、Tちゃんのネイルだ!」と認識できるほど

読み込んでくださっている方がいるのですが、

それが私はとっても嬉しくて♡

「女は顔が命」なんていうけれど、

それ以外にも人の記憶に残る手段は存在するの。

例え四肢の先の小さな爪先の世界であったとしても、

乗っている想いに命があれば、

届く人には届くんだ。

 

”青の糸”の切れ端。

紡ぎ出された糸の先に繋がる誰かが、

きっとこの世界のどこかにいる。

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