今日はちょっとプライベートな内容を♡
こうしてブログを書いていると
きっと私の人間性とか良いとことか悪いとことか
自分で思ってるよりしっかりと滲み出てるんだろうけど！笑
プロフィールにも書いてある通り、
私の幼少の頃からの将来の夢はずっと画家でした。
ちょっと変わった保育園で、
私もちょっと変わった女の子だった（と思う）。
駐車場に停まってる車とお話したり、
なんか変なものが見えていたらしく（自分は覚えていない）母を怖がらせたり。笑
そんな私は幼心に
「自分にはこれと言って得意なこともなければ強みもない。
私はみんなよりちょっと劣ってるダメな子。」
みたいなコンプレックス？が、
幼い頃から自分の中でもやもやと大きく膨らんでいた
ある日のこと。
ちょっと変わった保育園には
お寺が併設されていて、保育園の中に大仏様がいたんですね。
そんな大仏様を写生するという、
お絵描き大会？みたいなものがあったんです。
「めんどっちーなー」なんて思いながら描いた絵は
保育園の中で８等賞。
先生のお手製の手作り感満載のメダル。
そんなものはどうでもよかったんだけど、
母にそれを見せた時の
「上手に描けたねーー！！」が、
まさか私の２０年来の将来の夢になるとは！笑
それからはもう絵を描くのが大好きになって。
来る日も来る日も絵を描いて。
お絵描き教室に通わせてもらって、
油絵やクロッキー、デッサン、水彩。
小、中、高と絵を描き続け、
名古屋の芸術大学へ。
だけど大学に入学してから気付いてしまったんだなぁ。
私は本当に絵が好きだったんだろうか。
誰かに認められたくて、褒めて欲しくて描いていただけなんじゃないだろうか。
いつから無心の心で描けなくなったんだろう。
そうして超不真面目な大学時代を過ごし、
様々な理由から大学は退学。
残ったのはしょうもない過去の栄光と
中途半端で情けない私。
それでも働く先は探さないといけなくて
高校生の頃にどっぷり趣味に浸ったネイルアートが頭を過ぎり。
「ネイルくらいなら私にだってすぐプロになれるだろう」なんて
甘すぎる考えを持ってネイルサロンに就職。笑
甘すぎた！
ネイルの世界は奥が深くて頭を使うし、腱鞘炎は患うわ視力は落ちるわ
仕組みをしっかり理解していないと１週間も保たずペロッとはがれてしまう！
それになんだか商業的。
小さなキャンバスに大いなる夢を描く一番身近な芸術作品☆
なんて理想には程遠く、
さばいて短縮して回して帰す。
だけど不平不満を言っても仕方ない。
じゃあ私が自分で作るしかないじゃん！
小さなキャンバスに大いなる夢を描く一番身近な芸術作品☆を！！
と、意気込んでつまづいてなんとか辿り着いた先がここ。
だけど上を見てもキリがなくて、
なんでこんな表現できるんだこの人ー！
と嫉妬したり、自分の作品を愛せなくなったり。
昨夜、さぁ作品を作ろうと思って
チップを前に、手が進まない。
怖くて、気持ち悪くて、一体何が作りたいのか分からなくなった。
そして気付いた。
私はまた誰かに褒められることを目的にしてしまっているんじゃないかって。
それじゃあかああん！！と。
で、
作品を作ることを諦めて
絵を描いてみることにした。
ちゃんと描いたのはどれくらいぶりだろう。
自分の中の蟠りや濁りを吐き出すように、
もう、思ったまま描いた。
あぁ、私の原点はここだと思った。
下手でもいいし、誰にも愛されなくていい。
私は自分で描いた絵が好きだし、
絵を描いてる自分が好きだ。
あの日に戻って、
私はもう一度絵を描いた。
↑色で遊ぶのが楽しくなった模様！笑
名をつけるなら「虚無」かなぁ。
何も存在せず空虚なこと。
特に、価値のある本質的・本源的なものの存在しないこと。
そうして描いていたら
なんだか気持ちもすっきりして、
心が軽くなって、「さ、作ろう」って気になった。
ただこの時点で朝の５時！！笑
えーーどうしよう！！と悩んだ結果、
次の作品の案が浮かんだので
そのためのパーツ作りをせかせかと。
光の角度でガラッと色味も表情も変わる。
気分は彫金師♡
金属を打って焼いて冷やして固めて。
いや全部ジェルなんですけどね！
でも本物の金属みたいなパーツを作りたくって。
無機質な物質なのに
人の手が加わると温度を持つ金属のように。
錆びても欠けても不完全に朽ちていったとしても。
退廃していく姿そのものが美しい。
呼吸をしている、生きている。
ある人に「此処（藍rish）に在るものは全て静かね」と言われたことがあります。
その時は ん？って思ったけど、
なんかわかるかも。そうかも。
ガチャガチャしてて藍rishワールド炸裂なサロンですが、
どれもしずかーーに佇んでいる。
私が青好きなのもそういうことなのかしら。
静かで音のない光のない味のない世界が必要。
普段うるさくてガサツで騒がしい私だからこそ☆笑
明日は念願の伊勢神宮へ行って参ります。
１月の誕生日以来。
落ち着いた心で参拝できそうでよかった。
絵を描くことと爪に描くことは似ているようで似ていなくて
同じなようで全く違う。
だけど私は行き詰まった時
絵を描いたりネイル作品を作りながら
少しずつ前へ進んでいくんだろう。
一人でも、孤独でも。
私が自分の作品を心から愛せる日が来るように。
そうして作った作品を身に纏うお客様が
とびっきりの笑顔になってくれたら。
私の今まで「描くだけ」だった人生は
「誰かのため」の人生になれそうだ。
次の作品を、お楽しみに♡チャンチャン♡
