名古屋市伏見駅から徒歩2分。世界初、漆や螺鈿七宝などを爪に施す伝統工芸ネイルサロンです。
BLOG
2022.10.18

New Yorkでの滞在を経て

ちょうど1週間前、日本に無事帰国いたしました。
自主的にPCR検査も受けて、陰性の結果も出て、心からホッとしました。
2週間のお休みをいただき、ありがとうございました!

今回の2週間の目的はざっくりと「人と会う」こと。
結果としては、自分の思っていた以上の収穫を得ることができました!
それは目に見えるものではないけれど、
たくさんの新しい出会いや懐かしい再会を経て、
今の私にとって、とても必要なご縁。
出会うべくして出会えた人たちがたくさんいました。

 

ゴールに向けての新たなミニゴールの発見

以前New Yorkに行きますとご報告した際、
大きすぎるゴールを掲げて、とにかくそこに向かっていくために必要な足がかりを探しにいくと綴りました。
私自身も、まだまだ先の見えない遠すぎるゴール。

今回の旅で、そこに向かう中で必要な「ミニゴール」がいくつも見えてきました。

自分の向かいたい先へ足を進める時、
明確なゴールがあればあるほど
必要な段取りを探すことから初めていきます。

今の私に必要なことは、
もっと知識を深めること。
そしてその知識と自分のアートを融合させて作品を創作し、
最もベストな形でそれを魅せること。

まだまだ形のないものなので、ゼロからのスタートと考えて、初心に戻って一歩ずつ進めて行きたいと思います。

何を創ろうとしているか、
何を形にしようとしているか。
お客様たちには施術中直接お伝えしていけたらいいなと感じる一方、
少しずつ発信もしていきたいと思っています。
その地道な発信の中にも、価値のあるものを見出せると考えています。
自分でもまだまとまりがなくて、
とにかくペンをとって、ノートにイメージを走らせている最中です。
だけどこれが形になったらすごくすごく面白い!
と確信があるので、
自分が信じた方向へ、少しずつ進んでいけたらと思います。

 

 

人との出会いを通じて

会いたい人と会って、
一緒に時間を共有したい人と過ごす2週間でした。
こんなに心地よい時間は他にないと思ったし、
それが仕事に繋がるなら、なんて幸せなことだろうとも思いました。

自分一人でできることなんてたかが知れていて、
アイデアやイメージの原点はいつも人との会話の中で生まれる。

幼い頃、一人で大きなキャンバスに向かって自分の内側にあるものを吐き出していた時よりもずっとずっと、
今人と何かを創り上げることの喜びを感じています。

お客様とのサロンワークもそう。
日本にいてもNew Yorkにいても、
その人の中にあるものから色を引っ張って、形を創造して、そこからアートを組み立てていく工程が、
私にとってのネイルアートです。
だから最後のトップジェルを乗せた瞬間、心から「きれい」って思えるんです。
私が描いたものだけど、それは目の前のその人の心を表していると思っているから。

常に清らかでなんていられないし、
生きていたら苦しいことも悲しいことも妬ましいこともたくさんある。
そういう感情でさえ色が乗ると、なんて綺麗なんだろうって心から思うんです。

私はある意味感情に色を乗せる代理人のような存在で、
それが実現できた場所が「ネイルサロン藍rish」だと思っています。

ここの根底は何も変わらない、
そういう創作を続けてきた私だからこそ、これからトライしたいと思える未来があります。

藍rishという小さな箱の中で、この7年半形にできてきたことの集大成を、
さらに世界観を持たせた「アート」として、世界に発信していきたいと思っています。

今朝はなんだか気分がよくて、
まだ見えないものがたくさんあるからこそぼんやりと描けるものがあって、
これは進めていくにつれ忘れていってしまう感情だから、それを知っているから。
どうしても書き綴っておきたくて、ここに記録として残しました。

これからの創作活動も、一緒にワクワクしながら応援していただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

名古屋市伏見駅から徒歩2分。世界初、漆や螺鈿七宝などを爪に施す伝統工芸ネイルサロンです。