伝統工芸ネイル、第二弾。
素敵なご縁を頂いて、
いやもう自然な流れの中にいたとしか思えぬほど
流れ着いた先にご縁を頂いた
素敵な螺鈿職人さんがご協力くださいました♡
こちら試作でモデルさんのお爪に施術させて頂いた
螺鈿ネイルです♡
職人さんにお願いして
爪に埋められる「螺鈿」を発案。
無理難題なお願いを快く受けて下さり、
面白そう!と即決でご協力下さるとのお返事をいただきました( ; ; )
職人さんたちのこと
しっかりご紹介したいので、
今後伝統工芸ネイルのページを新たに開設する予定です♪
出し惜しんでるのがもどかしいーー!!
我慢するのだ、私!!!笑
いろいろ模索した結果、
爪に乗せるために用いた技法はとってもシンプルな方法に落ち着きました。
その技法とは、
本来の螺鈿細工の施術方法、そのものをネイルに取り入れるということ。
螺鈿細工は主に漆と共に施される薄く削られた貝殻細工のことを指し、
古くから装飾技法として愛されてきた伝統工芸です。
職人さんからお話を伺い、
自分で研究し、調べつくし、
より「本物」に近い技法を編み出しました。
こればっかりは、おそらく
世界中どこのネイリストさんも試したことがないだろうな、
なんて技法です(o^^o)
試作で送って頂いたサンプルの現物と
モデルさんのお爪とでパシャリ♡
極薄。
手作業で研いでくださったそうです。
その献身的な職人さんのお気持ちにズキュン( ; ; )
どう表現するか。
今まだそこを追求している段階ですが、
ちょびっとずつ見えてきたところ。
今月また出張で打ち合わせへ(o^^o)
その時までに提案をまとめておかねばー!
ゾクゾクする。
背筋が伸びるような震えるような。
なんだろうな、
乗ってる想いの大きさが違うんだ。
私も、螺鈿職人さんも、モデルさんも。
ネイリストの「本物」を扱うという、緊張感と高揚感。
職人さんの「本物」を継ぎ繋ぐ、使命感と秘める誇り。
お客様の「本物」を纏うという、期待と胸の高鳴り。
その全てがあって初めて完成するんだ。
それが藍rishの伝統工芸ネイルです(o^^o)
先日も「こちら」の記事で書いたように、
今や退廃の一途を辿りつつある日本の伝統工芸。
機械により大量生産される安値のものが浸透している現代。
本物故に手間もコストもその何十倍とかかってしまう、
人の手で作り出される伝統工芸の技術は
低価格で提供できないのが現実。
不景気なんて言葉に振り回されたくはないけれど、
「同じ使い勝手なら安いものを」
そういう時代なんですね。
知らぬうちに消えゆく自然や
動物たちを
後で嘆いても取り返しはつかないのと同じように。
職人さんも後を継ぐ人がいなければ
そこで途絶えてしまう絶滅の危機にあるのだということ。
伝統工芸の美しさやその精神を
こうして爪に乗せて、たくさんの人たちに伝えていきたい。
手にとって見て欲しい。
そうして職人さん達に還元されるものを私が生み出すことが出来れば、
次の世代にも、伝えていけるのだと信じている。
日本人の奥底に宿る不屈の精神を
守っていくのは、私たちだ。
後からこっぱずかしくなるから
普段はあまりブログでは熱く語らないように気をつけているのですが(え、気をつけられてるよね?私。笑)
なんかこれはちゃんと書いておきたいなって思ったから
綴っておく。
1年後とかに読んで「私痛い!ポエマーー!はずかちーー!!」とか言ってジタジタしながら赤面したりするのかな。
それもまた一興(o^^o)
だって本心だもん、私こういう人間だもん。
仕方ないんだな(o^^o)逃
とはいえ、
この螺鈿ネイルについてはもう少し詰めていきたいところ。
漆ネイルもそうだけど、
もっと追求していけると思う。
職人さんたちに恥じぬよう、
私も誇りを持ってお客様にお届けできるように。
せっかく表現者という天職を授かったのだからね(o^^o)
毎度毎度ながーーいブログを
お読み下さる優しい皆様方。( ; ; )
いつもありがとうございます!
どうぞこれからもお付き合いくださいませ!(o^^o)♡