名古屋市伏見駅から徒歩2分。世界初、漆や螺鈿七宝などを爪に施す伝統工芸ネイルサロンです。
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2016.03.13

桜ちぎり

もうすっかり春ネイルですね♡

週末は寒くなると聞いていたけれど、

名古屋の空は晴天でした(」´□`)」

 

そんな春先取りネイルで

2度目のご来店のF様のオーダー♡

「おまかせでー♡」と、

信頼のお言葉を頂いて♡

 

”桜千切り”

 

桜餅 福春様 5

桜餅 福春様 6

 

 

和紙を忍ばせ千年の耐性と、

静かに佇み積み重ねる精神を。

 

 

桜餅 福春様 2

桜餅 福春様 7

 

 

出来上がるまでの工程の中で

F様と二人揃って「これ絶対やばいーー!!♡」と早々に歓喜の声♡笑

 

藍rishオープン前に制作した

”千”という作品が、今回のキーパーソン。

「和紙を埋め込む」発想から生まれたこの作品。

今回の”桜ちぎり”にも、本物の和紙を埋め込んでいるので

よく見ると細く絡み合う繊維たちが…♡

 

そして恒例の。

写真に全く写らない。笑

びっくりするほど、写らない。( ;  ; )

メインアートの和紙の下、

うすーい新緑や細かい黄金色の微粒子が

光の加減によって姿を現したり隠れたり。

それが全く写らない。笑

F様とも「これは実物見せたいね( ;  ; )」と嘆く。笑

 

 

桜餅 福春様 3

桜餅 福春様 11

 

 

新緑の隠し味が本当に写らなかったのが残念すぎて辛い!!

うっっっっっすーーーーら見える人には見える!!!( ;  ; )

この上の写真↑の2枚目は黄金色の微粒子が若干わかりやすいかもしれません!

 

まずはメインアートの施述から入り、

完成してからサブアートの構成を練った作品です♡

全体10本の構成から練る場合もあれば、

今回のようにメインとなる作品に

サブアートを添えることも。

 

その時その時の作品に合わせて、

工程から組んでいく。

最後に10本のお爪がしっかりと共存し合えてこそ、

作品として完成されたものに仕上がります。

 

 

桜餅 福春様 9

桜餅 福春様 1

 

 

名は”桜ちぎり”と”桜餅”とで随分悩みましたが、

交差する意図を手繰り寄せて”桜ちぎり”と名付けました。

和紙を切って千切って埋め込んでいることと、

契り(ちぎり)を交わすこと。

春の風情を感じられること。

そんな想いで名を乗せて。

それはF様の口からポツリポツリと溢れた言葉たちを

しっかり作品の中に忍ばせることが出来たからこそ。

 

 

桜餅 福春様 10

桜餅 福春様 4

 

 

サブアートの変形フレンチに乗せたフレンチラインは、

「色遊び」の心を忘れずに。

可愛らしいピンクで統一された作品の中にも、

鮮やかな色彩たちを自由に踊らせます。

それは個性の象徴であり、

楽しむということそのもの。

シンプルだけど、凝っている。

積み重ねた工程のその全てがなくてはならない

重要な役割を持っていて。

繊細さの中にも、はみ出すくらい大胆な遊び心が

大人になった今も心を鷲掴みに…♡

 

 

桜餅 福春様 13

 

 

 

↑色で濁されていくキッチンペーパー。

ここからも十分に感じられる絵本の中のような色彩の世界♡

 

「オフするのが辛いから、1本だけ綺麗に剥がれてくれないかなー…」

「1本だけ毎日お湯に浸け続けたら、綺麗にペロッと剥がれるんじゃないかなー…」と、

真顔で言うF様に「やめてーー!剥がしちゃダメ!!」を連呼する。笑

 

私もF様も興奮しきった状態で

無事写真撮影も終わり♡

とっても嬉しそうに満面の笑みを浮かべるF様を

お見送りしたのでしたとさ(」´□`)」♡

 

F様…愛するあまり無理やり剥がさないでくださいね!!!笑

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