暗闇に光の残像。
跳ね上がる音楽。
夜空の月と星。
これも実は
大好きな写真家さんの作品から起こした作品。
満月の夜。
その日だけ、朝まで踊り明かす人々。
青天の霹靂のような、
淡い夜の光が好き。
眠らない人々、
空気を揺らす音。
瞬く星に、炎の温度。
まさに夏のはじまり。
結局自然の中に在る色が、
人はしっくりと馴染むような気がして。
私たちは踊るのか、踊らせれているのか。
私は「動」を表現できたかしら。
もっときっとたくさんの表現方法があって。
きっと元の写真を見たら、
あぁなるほどね、と、きっと頷いてもらえるはず。
[kyou-臙脂]
私は自他共に認める青好きで。
もう、青に目がないんです。
逆を返せば「赤」とか「暖」の使い方が、
いまいちよくわかっていなくって。
だけど臙脂を使った作品を作りたくって
生まれたのがこの子。
kyou-臙脂
でも私には臙脂は強すぎて、
1本で精一杯。
“おしとやか”が欲しくって、
らくだ色(染めていない羊毛の地の色)と
灰梅色(ミルクティーのような色)を添えて。
上に乗せるのは極彩飾の染め。
金箔をあしらって。
日本の女性の強くも品のある優しい印象に。
話は戻りますが、
狂ったように青が好きな私。笑
日本の色で例えるなら、
藍はもちろん
青藍(せいらん)や瑠璃紺(るりこん)
留紺(とめこん)に鉄紺(てつこん)
西洋の色で言うと、
フェルメールの愛したラピスラズリの原石や、
カイヤナイトのような透ける薄群青の色味。
青って不思議。
自然界に原色の存在しない、
つくりだされた色。
本当に色なんだろうか、
もはや色の枠を超えているような。
私の視界には青が多く響くんですね。
どのくらい前から好きだったのかと言うと、
セーラームーンではマーキュリーが好きでした(しらんがな。)
物心ついた時にはもう既に、
寒色に目がなかったんですね。
だからきっと図らずしも、
藍rishの作品には青が多いです。
それまで青を身に纏うことが少なかったお客様方も、
気づいたら青系統のネイルをすることが増えていたりします。笑
透明の次に”無い色”が青なんじゃないかな。
私はきっと一生青が好き。