唐突ですが。
今、作りたい作品が溢れて困っています。
「フラッシュバック」「カルマ」「禊」
この3つは記憶と理屈から作りたいと思った3部構成のストーリー編成予定の作品です。
3つの作品が「壁を乗り越える物語」を元に構成されています。
物語と言っても勝手に創作した私クオリティの物語なんですけどね。笑
季節的にもちょうどいいし、ここはひとつガツンと強めの、人を選ぶ系の作品作っときたいなと。笑
きっと必要な人には役立つと思うから。背を押してくれる時が訪れると思うから。
他にもあります、まだ極秘でじわじわと試作を重ねている作品。
これはできれば年内に仕上げたい。
十二絵巻シリーズも一作品、年内に仕上げたい。
困ったな。笑
自分自身が逃げないように覚え書き(・‿・)笑
”華奢 -金箔を添えて-”
この作品。
芸大生時代の後輩、Kがサロンに遊びに来てくれた時の作品なんです(*^^*)
私、突然消えるように大学中退しちゃったから笑
ろくにお別れもしてなかったのに、
「ネイルをするなら絶対愛理さんにお願いしたいと思ってたから」と
メッセージを下さったんです(*^^*)
最後に会った時からかれこれかなりの月日が経っていて(数年前偶然お花見ですれ違ったけど)
こうしてサロンに来るのも勇気がいっただろうなって。
嬉しかったな。
お仕事の都合で派手なアートや濃い色味はNG。
ちょうどいい。
だって私の中でKのイメージは「華奢」だから。
何年か前、Kが「華奢」という個展を開いていたのを知っていたからか、
それとも学生時代の頃からのイメージがそれだったのかはわからないけれど。
どちらにせよ彼女の中にあるものを抜き取ったとして、激しい色味が乗ることはないものね。
想い出話に花が咲きました。
Kは大人になったようで、やっぱり変わっていないところもあって。
「今となっては時効でしょ」的な暴露話も然り、
お互いの黒歴史も見せ合いっこ。笑
激しいトークとは打って変わって、
作品は繊細で透き通った華奢なイメージに仕上がりました。
最高にKらしい感じ。我ながらうまく表現できたかなって。
持参してくださった金沢の金箔を添えて。
ふっと空気が揺れただけで薄い金箔はゆらゆら頼りなく、気を抜くと飛んでいってしまいそうなほど軽いから、
慎重に丁寧に、適度なバランスで抜かりなく。
本物の金だからこそ、いやらしくないでしょう。
肌馴染みの良い透明感の高いブラウンでトーンを統一して、
ショートネイルでも「綺麗」って言葉が似合うでしょう。
お花なのか羽なのか。
華奢というくらいなのだからお華かな。
こんな優しい作品も好き。
優しい=シンプル=手抜き じゃなくってね。
消えそうなほどの細やかさが、シンプル故に際立つの。
その人の内にあるものが、作品には顕著に現れる。
彼女もまた繊細で、だけど芯の通ったまっすぐな人。
藍rishは、純粋で清らかな心を持つお客様に恵まれているみたい。
彼女はその後も通ってくれていて、
ある時は夜の部でネイルをして、帰りにご飯も一緒に食べに行きました(*^^*)
歳を取ったからか、相手が後輩だからと言ってえらく説教くさくなってしまったものだなと思ったり。笑
自分もまだまだ、長い永い道のりの途中なのにね。
私にとって学生時代というのはあまり華やかな美しい想い出ばかりじゃなかったけれど、
嫌なことばかりでもなかったかな。
反省点が多すぎて、思い返すと目を覆いたくなるような出来事もたくさんあったけれど。
傷つけた人の顔も覚えているし、多分忘れることはないと思う。
もう一度会えるなら、あの時はごめんなさいって言わないといけない人もたくさんいる。
そんな自分の黒歴史に蓋をして思い出したくないと伏せていた時もあったけど、
今こうして人に話せている辺り、少しは過去も一緒に未来へ持っていけるようにもなったのかなって。
自分には嘘もつけないし、見て見ないフリもできないから。
いい加減過去に傷つくのはあまりにも子供すぎるから、
一緒に大事に持っていく中で、昇華する想いもあるでしょう。
そんな想いも全部込めて、
やっぱり最初に作るべき作品は「フラッシュバック」かな。
さてと、墨汁買ってきます。←ドス黒くなる予定( ^ω^ )笑