名古屋市伏見駅から徒歩2分。世界初、漆や螺鈿七宝などを爪に施す伝統工芸ネイルサロンです。
BLOG
2022.08.25

クレオパトラ

  1. 久々のお客様ネイルのご紹介。
    渡米記録と同時に、アメリカで施術したお客様のネイルも、そして帰国後の藍rishでのお客様ネイルも、少しずつご紹介できたらと思います。

 

 

絵葉書とネイルのリンク

NYのメトロポリタン美術館へ訪れた際に、お客様へのお土産として購入した絵葉書。
久々にお会いしたお客様、プレゼントをお渡しすると「私今日クレオパトラでオーダーしようと思ってたの!!」と、まさかの嬉しいシンクロ。

それならばとびっきりスペシャルなアートにしてしまいましょうと言うことで、
伝統工芸ネイル素材の中の金系統の西陣箔数種類と、本物の金箔を漆でコーティングした金×生漆-kinkiu-を使用してアートを制作。

 

本物の金箔を爪先に

アメリカでも大人気だった「本物の金」。
伝統工芸ネイルとしての活動は、気づけば6年にも及びますが、
この本金・金箔の存在感。
これに勝るものはないです。
ほんの一欠片でも、あるのとないのとでは全体の仕上がりの「質」が変わります。
美しく輝くのに、華美でない。
主張しすぎず、周りの素材や彩を引き立てる上品さがあるのです。

 

 

伝統工芸ネイルを取り入れる

西陣の着物から生まれたネイル素材

西陣箔(西陣箔)を乱切りに。
決まった形ではなく、歪な形だからこそ、素材を重ねた時にごく自然な形でアートが楽しめます。

京都・西陣で生まれた西陣箔は、着物の帯になる前の和紙です。
帯状の長い和紙に様々な色の箔を散らし装飾したこの西陣箔を、1mm幅に細長く裁断し、それを織機にかけ横糸に通します。
縦糸に絹を通し織り上げ、熟練の職人技によって生まれるのが「西陣帯」です。
(想像してもそれを人の手で行うなんて、本当に気の遠くなるような作業ですよね。)

その絹を通す前の和紙が、この西陣箔。
つまり西陣箔は「着物の帯のような素材」ではなくて、「着物の帯そのもの」なんです。

爪先に帯を乗せる。
こんな粋なネイルアート、他のどこにも無いです。

 

 

七宝焼きを砕いたオリジナルフレーク

アートの仕上げの段階、
最後にふと思い立ち、七宝フレークの緑透(みどりすけ)を乗せ、エメラルドグリーンを足したことでこの作品は完成を迎えました。
700度〜800度の熱で金属の素地にガラス釉薬を焼き付ける伝統工芸品、七宝焼(しっぽうやき)。
金箔や漆、西陣箔は高温での焼成に耐えられないため、本来であればこの七宝焼とは共存し得ません。
爪の上でこそコラボレーションの叶う、伝統工芸素材たち。

 

その素材を組み合わせて、エジプトが舞台の作品を作るなんて、
なんだかあべこべのようで、
だけどこの”Cleopatra”の高貴なイメージは、伝統工芸ネイルの最大の魅力である「本物だからこそ」表現し切れたのかなと思います。

 

ちょっと真面目にアートの解説をしてしまいましたが、
実際のサロンワークはずーっとキャイキャイはしゃぎっぱなし!
お客様との久々の再会に嬉しいのと興奮とアートへのときめきで、もう心が忙しい。笑
お客様のお話も聞きたいし私も話したい。
ちょっぴり女子トークも弾んで最後は肩で息してました。笑
Aさんの元気なお顔が見られて嬉しかった!
足だからちょっと難しいけれど、見せびらかしながら1ヶ月間過ごしてください♡笑

最後までお読みいただきありがとうございました♪

 

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■創作ネイルサロン 藍rish(アイリッシュ)■
あなたの「好き」を、藍rishフィルターを通し「アート」として創作します。

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本物の伝統工芸品を、爪先に纏う。
世界初のネイルアート素材。

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